近所のお家の庭先に、桔梗の花が咲いていました。
薄紫のなんともかわいいお花です。
そういえば桔梗の花は、秋の七草の一つですよね。
最近少し暑さがましになってきたと思えば、もう秋が近づいてきているんですね。
春の七草は「七草がゆ」にして食べるなど、 ”食”を楽しむものですが、
秋の七草は花を ”見る”ことを楽しむもののようです。
秋の七草
萩(はぎ) : 萩とは、秋に咲く草という意味。
お彼岸のおはぎは、この萩が由来。
尾花(おばな): 尾花とは、薄(すすき)のこと。
草が茂っている様子が薄で、穂が出た状態は、動物の尾に似ている事から尾花と言われます。
葛(くず): 茎でかごや布を織り、根から採取したでんぷんが、葛粉となります。
漢方薬の葛根(かっこん)は、根を乾燥させたものです。
撫子(なでしこ): 愛児を失った親が、その子を愛した花を形見として撫でた事に由来し、別名「形見花」と呼ばれます。
日本女性の代名詞 「大和撫子」も、この花からきています。
女郎花(おみなえし): 黄色い花で、白い花だと男郎花(おとこえし)と言います。
藤袴(ふじばかま) : 香りが強く、貴族達は湯に入れたり、衣服や髪につけていたそうです。 別名「欄草」「香水欄」と呼ばれます。
桔梗(ききょう): 万葉集では 朝貌(あさがお)の花のこと。
花期は夏の為、夏の着物によく描かれています。