唇は顔の皮膚に比べて角層が非常に薄く、ターンオーバーが速く、汗腺や皮脂腺がほとんどなく皮脂膜が少ないので角質水分量が少なく乾燥しやすい部位です。

メラニンもほとんどなく、毛もなく、とても無防備でデリケートな部分です。

このためリップクリームや口紅で守ることが必要になります。

口紅は女性にとって昔から関心の高いもののひとつでした。

口紅の化粧が始まったのはギリシャ・ローマ時代にさかのぼることができますが、日本でも7世紀には行われていたようです。

江戸時代には紅花から取れる染料(カルサミン)を皿に塗ったものが使われていました。

近代的なスティック状口紅は第一次世界大戦の頃に広がってきました。

唇の縦ジワは口紅を付けてもスジができて気になる
ものですが、横ジワも美しさへの影響が大きいようです。



横ジワは加齢に伴って増え、その増加と唇のふっくら度の低下が相関することから横ジワが少ないほど美しいと言われます。

このような唇の深いシワでも球状のパール剤で目立たなくなり、口元を美しく若く見せる事ができます。

ツヤを出すグロスや、カップなどに色移りしにくく色つやが持続する口紅もあります。

この口紅では唇に塗布する前は均一に混ざっていますが、唇に塗布すると二層に分離します。

そうして唇側には包材を含んだ密着層ができ、その上に透明な油分が分離して唇につやを与えます。

体型や顔立ちを変えるのは難しくても、唇というのは、実は誰もが描き方ひとつで、印象を変える事ができるのです。

口紅の色は、その人の肌の色と密接な関係がありますが、加齢とともにくすんだ肌色には真紅やキレイすぎるピンクは似合いません。

むしろベージュピンク系の自然な色合いにグロスで光を取り入れれば、いまどきの魅力的な大人の唇になり、ファッションとマッチするものです。
T R A C K B A C K
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